L-カルチニンは脂肪を燃焼工場へ運ぶ運搬車

中性脂肪を減らすためのダイエット用サプリには色々な成分が利用されていますが、その中でも主流になっている成分が脂肪を燃焼させる手伝いをすることで肥満を防ぐものです。その一つに「L-カルチニン」があります。

●L-カルチニンの脂肪運搬車としての働き
L-カルニチンは心臓病の治療薬に使われるほどの優れものの成分です。L-カルニチンというのは、必須アミノ酸のリジンとメチオニンを材料にして肝臓で生成されるものであり、体の筋肉細胞の中にたくさん含まれています。

脂肪を体内でエネルギーに変える働きをしているのは、細胞の中にあるミトコンドリアですが、このミトコンドリアの膜が厚いために、脂肪が単独では中に入っていくことができません。そこで、手助けをしているのがL-カルニチンです。脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪はいったん遊離脂肪酸に分解され、その後L-カルニチンの助けを借りてミトコンドリアの中に運ばれます。つまり、L-カルニチンがミトコンドリアに脂肪を運ぶ「運搬車」の役割をしており、そのおかげで中性脂肪が過剰に溜まらずに済んでいます。

●糖質と脂肪酸のエネルギーの違い
体のエネルギーの基になるものに糖質と脂肪酸がありますが、糖質は非常に素早くエネルギーに変換されるため、精子や骨髄細胞、皮膚、筋肉など、分裂のさかんな細胞のエネルギーに使われます。ただ、その量は少なく、12時間程度で無くなります。

一方、脂肪酸は量の面では莫大にありますが、ただ糖質よりもエネルギーになるのに時間がかかるため、心筋細胞や脳細胞など持続的なエネルギーを必要とする細胞に使われます。例えて言うと、糖質エネルギーはすぐに熱くなる携帯カイロで、脂肪酸エネルギーは温まるのは遅いですが、長く温まっていられる電気ストーブというイメージです。

●L-カルチニンの摂り方
L-カルチニンは年齢を重ねるごとに生成量が減少するため、外から摂取することが有効になります。ただ、L-カルチニンの含まれている羊肉やマグロ、カツオなどから摂ろうとすると、却って高カロリーによる肥満を招くという本末転倒の結果になりかねません。そこで、摂取するならサプリが効果的です。なお、サプリとして摂取するのは1日1,000mgが上限です。それ以上摂っても、体外に排出されるだけで効果が上がりません。